ヴィオラ・ダ・ガンバのレッスンについて

古楽器 ヴィオラ・ダ・ガンバとは?

「ヴィオラ・ダ・ガンバ」は、かつてバッハよりも前の時代から存在した楽器です。ジブリ映画「耳をすませば」でも一瞬登場しています(誠司くんが工房でヴァイオリンを弾き、雫ちゃんが歌うシーンでおじいさんが弾いている楽器)。
過去にはヨーロッパの特権階級(王族・貴族・聖職者)の間で、中世からフランス革命が起こるまで大流行しました。当時から「人の声に近い」と言われる綺麗で耽美な響きをもち、音量はヴァイオリンなどと比べてもかなり小さく、どの楽器にも無い優しく自分が癒される音がする楽器です。
1日の終わりにゆったりと弾いて眠るのにも良いかと思います。
後世には、ヴィオラ・ダ・ガンバの中でも特に大きなサイズ(16フィート)のものが進化を遂げ、現在のコントラバスとなります。

チューニングもギターの1音下げとかなり近く、ギタリストやベーシストの2台目の楽器としてもオススメの楽器です。
フレットがついていて音程をとりやすく、フレットも弦もガット(羊腸)で作られており、金属アレルギーの方も取り組みやすい楽器です。
サイズもいろいろなものが存在しているため、大人から子どもまで楽しめます。基本はどのサイズでも一緒なので、家族での合奏にもおすすめ!

当時のバロック音楽を一人で演奏すると、こんな感じになります。

ヴィオラ・ダ・ガンバの神髄は、何人かでアンサンブルする「ヴァイオル・コンソート」にあるとも言えます。
こちらは先ほどよりもさらに前、ルネサンス期(レオナルド・ダ・ヴィンチなどが生きていた時代)の音楽です。


レッスンでは一人一人のペース・興味に合わせて学びを進めていきます。
楽器の持ち方からはじめ、かんたんな曲から合わせて、響きを気軽に楽しんでいきます。
クラシックと言われる曲が多いですが、時代が初期のものはだいぶ雰囲気が違い、意外な発見があるかも。もちろん、現代のアニメやゲームなどの曲をアレンジしたり、新作を作って弾いている人も世界中にいます。

新曲を作ったり、意外な音楽をカバーしたり、ヴィオラ・ダ・ガンバの演奏者集団を盛り上げたり、今すぐ開拓者になれるのが、日本でヴィオラ・ダ・ガンバをやっていて楽しいポイントです。

子どもから大人まで、身体の大きさにあわせて、トレブル・テナー・バスとサイズを選ぶことができます。合唱の男声・女声とか、高音・低音みたいなものです。
楽器のレンタルも、お世話になっている職人さん経由で可能です。

ヴィオラ・ダ・ガンバ体験ワークショップ

大阪市内でまず普通は見ることも少ないヴィオラ・ダ・ガンバに実際に触れて体験できるのが、音楽教室「音工房〇」の大きな特徴です。
一度、体験しにきてみてください。

ヴィオラ・ダ・ガンバ体験・合奏ワークショップ「さくらさくらを合奏しよう!」

ヴィオラ・ダ・ガンバの持ち方からはじめ、2-4人で参加人数に応じて、日本の民謡「さくらさくら」を合奏する体験ができるワークショップを行っています。
体験後、レッスンが進めば、興味に応じて、中世・ルネサンス・バロック音楽を演奏したり、ポピュラー音楽も演奏してみたり…制約はあれど、いろいろできる楽器です。
ぜひ一度、ヴィオラ・ダ・ガンバの楽しさと音の美しさに触れてください。

所要時間:45分
参加人数:1回につき3人まで
費用:500円/人(楽器のレンタル料含む)
持ち物、用意するもの:なし!興味とワクワクだけ携えてお越しください。

楽器体験ワークショップの開催日時

毎週、カフェ営業日の金・土曜日も含め、予定が空いている日曜日の9:30-21:00に受付しております。
時間内でしたら、何時でも参加可能です(最終受付は20:00。早まる場合は予約サイトに記載します)。

ワークショップの予約方法・当日参加について

ご予約の場合、以下のボタンから、予約サイト(coubic)にお進みください。現地での決済のほか、クレジットカード決済も可能です。
ご興味を持ってくださり、ありがとうございます。

coubicでの予約は、前日(厳密には当日の3:00まで)までとさせていただいております。
当日はcoubicから予約を行うことができません。当日でも受け付けることが可能な日もございますので、お電話でのお問い合わせをお願いいたします。
080-4868-4099(音工房〇 福井)

ワークショップ・レッスン・イベント予約はこちらから

受講に当たってよくありそうな質問はこちらから。迷っている方はご覧ください。

体験終了後のレッスンについて

子どもから大人まで、グループレッスンと個別レッスン、どちらも用意しております。
詳しくはこちらをご覧ください。

講師について

福井陽介(magi.)
作曲家・作曲の伝え手

詳しいプロフィールは以下のボタンから。

場所について

音工房〇

大阪市都島区毛馬町1-9-24
JRおおさか東線「城北公園通」駅より徒歩12分
各線梅田駅より34系統バス「守口車庫前」行乗車15分、「毛馬橋」バス停下車徒歩1分
京阪線守口市駅より徒歩6分「守口車庫前」バス停より34系統バス乗車15分、「毛馬橋」バス停下車徒歩1分

写真付きの詳しい行き方も準備中です。

受講に当たってよくありそうな質問はこちらから。迷っている方はご覧ください。

さいごに:音工房〇が生まれるまで

私自身が子どものときから音楽を学んでいたものの、伝統的な音楽教室のやり方やサークル活動の中では、すべてに先生や周囲の兄弟子・姉弟子の規定がつきまとい、常に疎外感・息苦しさを感じていました。
音楽を学ぶなかで即興音楽ワークショップと出会ったことにより、がらりと価値観が変わりました。
主宰者の方は、ある程度決まっているルールに従っていれば、どんな表現をしてもよい。そして、参加者の方々もそれを共有し、互いを受容している。土台に自由さがあり、わかりやすさもあり、相手へのリスペクトさえ失っていなければ何をやってもよいというルールで実践を行っていました。
「音楽を通じてこんな場づくりができるのか!」と驚いたものです。

その後は数々のワークショップに参加しながら、自らも作曲を行い、気づけば作曲を仕事として請け負うようになっていました。
表現を円熟させることを志すあまたの仲間と出会い、技を磨きあい、気づけば少年時代と違って多くの仲間ができ、結婚して家庭を持つことになっていました。

これまで音楽でいただいた縁から、福祉施設、コンサル、小学校の放課後事業、発達障害者支援など、音楽業界以外とのご縁もいただいてきました。
ただひたすらに表現をやるだけではなく、新しい音楽とのかかわり方を実現し、音楽から福祉・教育・子育てをつないで、日本の社会を少しでも生きやすく、あたたかくする実験を死ぬまで行っていきます。
生きている間にどれだけのことができるかはわかりませんが、最低でもこの動きによって、音楽と日本人のかかわり方、日本での教育の形そのものに影響を与えられるような種を撒き、動かす糧とします。

いつでもお越しください!

受講に当たってよくありそうな質問はこちらから。迷っている方はご覧ください。

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